【号外】ワンストップ支援センターは対応マニュアル改定を
* 今回は取材ソースを秘する記事ですので、本来サポート・メンバー限定有料配信とするべきですが、内容の重要度に鑑み、誰でも公開とします。
更新の遅延を深くお詫び申し上げます。4月末から本日まで、予想外の問題と直面し対応中です。そこで分かったことから、緊急に改善を求めたいことをお伝えします。
日本全国どこからでも、#8891 を押せば無料で相談を受けてくれるそうです。
実態は都道府県ごとに運営されており、別々の団体が対応に当ています。
残念ながら、この「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(以下「ワンストップ」)に連絡し、深く傷つけられたという声を複数聞きました。
電話をするとオペレーターは自分の名を名乗ることもなく
「性暴力被害に遭われたのは電話をかけていらっしゃるご本人様ですか?」と
役人口調で聞かれ、フリーズしてしまい黙って電話を切ってしまった例、
友人の被害について相談しようと電話したら
「失礼ですがあなたのお名前をお聞かせください」と
言われ、記録が残ることで自分が狙われるのが怖くなり、やはり電話を切ってしまった例、
同様に知人の代わりに電話で事情を説明しようとしたところ
「ご本人様以外の御相談は受けかねます」と
けんもほろろに言われ、「では何もしていただけないのですか?」と問い詰めても
「ですからご本人様以外の御相談は受けかねます」と
やはり役人のように対応された例を聞きました。
すべての都道府県でこのような対応をしているのではないと願います。
大前提として、「ワンストップ」に電話をすることは大変勇気が要ることです。
警察や消防署にならだれもが急いで電話するでしょう。しかし性被害は異なります。
自分の中で被害だと認知できていても、それを人に知られることが怖い、いや、そもそも誰にも知られたくない、私がいけなかったんだ、これ以上誰かに話して傷つきたくない・・・
こんな思いを抱えて、苦しみながら、あるいは意を決して電話をするところでしょう。
そんな被害者に最初に投げかける言葉が、
「性暴力被害に遭われたのは電話をかけていらっしゃるご本人様ですか?」
これで即座に「はい、私です」と言える人なら、ワンストップの力を借りず、訴訟なり示談に応じるなり、通院するなりできるはずです。
それができない人に寄り添うために「ワンストップ」はあるはずです。そうでなくてはいけません。
日本全国の「ワンストップ」で対応のマニュアルを全面的に見直し、人のこころとぬくもりをもった対応に変更されることを強く望みます。
次回こそ「学問の敵:清水晶子(その1[1])をサポート・メンバー限定有料配信でお届けします。
2023年5月4日
SWASH に税金投入を阻止する一庶民
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